マイナスねじが・・

けんまき

またまた機械ネタ。
今日の仕事は在庫の研磨機の修理。
テーブルの手動送りの変速ギアの切り替えがうまくできません。
これまた古い機械です、1959年製。
レスポールだったら最高なんだけどなぁ・・などと思いながらいじっておりました。
まぁ修理は難航しましたよ。
なにせこんな機械今まで見たことないし、まして分解なんかしたことありません。
勘と思いつきで昨日から始めてやっと今日終わりました。
終わった瞬間は「おれって天才?」とか思ったり。
 
昔の機械はいろんな機能をメカでどう再現するか?という工夫がいっぱいで
分解していても楽しいもんです。
ギヤやらカムやらいろんな組み合わせでいろいろな動きを作っていく。
技術者や職人さんの腕の見せ所です。
ああ楽しい。
 
作業していて思ったのは昔の機械なのでどこもかしこもマイナスねじ。
こればっかりはバラすのにちょっとばかり手間がかかります。
今主流になっている六角の穴付ボルトやプラスねじと比べるとはるかに「ナメ」やすいのです。

こんなところに

ああここにも
ここらへんはかなり気を使いますね。
気をつけないと。
 
こうして調子が良くなった機械は別のお客さんに引き取られて活躍するのです。
がんばれよ!

あ、私の職業は機械屋です。
主に在庫の中古機械の組み付けや整備を主に行っています。
これ説明しないとわからないよね。