シーメンスのモーター

突然ですが、自分の職業は機械屋です。
日ごろいろんな機械を見ていますが珍しいものを見たのでここに記録ということで。
写真は１９５０年代の工作機械のモーターです。
なんとドイツのシーメンスのモーターです。
シーメンスって電子機器のイメージがあったのでとても新鮮です。
紛れもなくシーメンス。

ま、定格ですな。
ここに年代が出ていないのが惜しい。
ドイツ製の工作機械はあまり見ないのでシーメンスのモーターはとても珍しく感じましたが
実際はかなりポピュラーなものらしくて
（こういうものをポピュラーと表現するのはおかしいですが）
電車やハイブリットカーのモーターとかドイツの工作機械のモーターなどに
バンバン使われているそうです。
要は知らないのは自分だけだったみたいです。(^^;
日本では京浜急行の電車に使われているのが有名らしく
なんでもモーター起動時にメロディを奏でるというので評判になっているそうです。
これはこのモーターを設計した人が「どうせ音が出るなら少しでも心地よく聞こえるように」と加速の音が音階になるようにチューニングしたとか。
恐るべしドイツ人。
こういうところが日本人と違うのかなぁ。